2018/08/23 14:17

こんにちは!

CASUAM(カジュアン)沖です。

本日はアクセサリー素材について紹介させていただきます。

今回は合金、メッキについて触れさせていただきます。

 

◆合金について◆

アクセサリーでもよくつかわれる合金。

純素材のほうがいいのでは?

と思う方もいるかもしれませんね。

 

ただ、合金するのにもわけがあります。

強度や加工のしやすさの観点から、

アクセサリーでも合金のものが主流だと考えてよいでしょう。

 

今回はまだ紹介していなかった真鍮について紹介させていただきます。

※他の合金については以下のページを参考にしてください。


アクセサリー素材6.シルバー(スターリングシルバー・シルバー925

アクセサリー素材7.ゴールド

アクセサリー素材8.ステンレス

 

◆真鍮◆

銅と鉛の合金。

黄銅とも言われています。

一番身近なのは5円玉。

人によっては

トランペットなどの楽器が思い浮かぶ人もいるかもしれませんね。

 

腐食し壊れにくい。

加工しやすい。

などの利点があることから、

昔から広く使われていた金属素材です。

 

銅と鉛の比率によって

硬さ、色合いが変わります。

 

色合いがゴールドに近い割に

原料が安いので比較的安価で身に着ける事が出来ます。

そのことから、

貧者の金(poorman’s gold)とも言われているとか。

 

◆真鍮とアレルギー◆

残念ながら真鍮の原料

銅、鉛は大変アレルギーになりやすい素材です。

すでに、金属アレルギーになっている可能性がある場合、

身に着けることは避けましょう。

 

◆真鍮のお手入れ方法◆

残念ながら酸化しやすい素材です。

水分はもちろん、空気にもなるべく触れさせないほうが良いでしょう。

使い終わったら、柔らかい布で汗などの水分をふき取ります。

保管する際には

できれば密封できる袋に入れたほうが酸化を防ぐ事が出来ます。

 

それでも色が変わってしまったら?

ご安心ください。

メッキされていない場合は割と簡単に色合いを復活できます。

 

重曹などの研磨素材をクリーム状にして

柔らかい布で磨いてあげましょう。

10円玉のようにお酢につけるのも効果的。

ただ、漬け終わったら水洗いしてしっかり水分をふき取りましょう。

 

ただし、真鍮の上にメッキがされている場合は

逆効果になりますので要注意です。

購入時には最低限、

メッキ品かどうかだけでも確認しておきましょう。

 

◆メッキ品について◆

メッキは地金に別の金属を薄くまとわせる処理をしたものの事です。

主に2種類の目的でメッキ処理が行われます。

 

目的の1つはより高価に魅せること。

安価金属(アルミニウムなど)に

高価な金属(金や銀)を薄くコーティングしたものなどが挙げられます。

 

2つ目は地金の補強としての利用。

酸化や傷がつくのを防ぐ効果があります。

シルバーにロジウムメッキするのが代表的ですね。

 

◆メッキ品のお手入れ◆

メッキ品は表面のコーティングが命。

そのため、長く使いたい場合は

「とにかく傷つけない」

が鉄則です。

 

汚れているからと言ってクレンザーで磨かない。

歯ブラシを使わない。

洗う時には中性洗剤を使い、

柔らかい布で優しく水分をふき取りましょう。

 

普段の生活で指輪は特に注意。

グラスやドアノブなどでも傷つく場合があります。

 

ただ、どんなに気を使ったとしても

時間とともにコーティングははがれるのも事実。

長くて5年で寿命となります。

その場合はパーツの交換、

もしくはアクセサリーショップの中には

再度コーティング処理を依頼できる店もあります。

思い入れのある品であれば、

一度最寄りのショップに確認してみましょう。

 

◆まとめ◆

・アクセサリーに使われる金属は加工や強度の問題から合金の場合が多い。

・真鍮は安価でゴールドに近い色の合金素材。

「黄銅」や「貧者の金」とも言われている。

・メッキは見た目をよくする

もしくは補強などの目的で行われる。

 

以上です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ご参考になれば幸いです。